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カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生
 大学を卒業して、新卒で東京で働き始めてからもうすぐ二年になる。ここ東京では芸能人やミュージシャンなど華やかな人たちが暮らす。一方で芸能人やミュージシャンなどになりたくて、必死に頑張り、首の皮一枚繋がっている人や、夢破れて、バイト先の社員になった人たちで溢れている。
 
 「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」は表題の作品を含めて歌手、詩人、ライター/編集者、お笑い芸人を夢見る若者を描いたマンガだ。このような職業は子供が将来なりたいと言ったら、確実に親から反対される職業である。
 このような職業に就きたい人たちは痛い人たちが多い。少なくとも成功するまでは痛いと言われる。このマンガはそんな人たちのサクセスストーリーを描いた爽やか青春小説ではなく、それぞれのイタイ姿を容赦なく私たちの前にえぐり出す。出てくる固有名詞、部屋に置かれたアートなどが痛々しさを助長する。
 
 このマンガを読んで、単純に楽しいと思える人もいれば、心を引き裂かれる人もいるだろう。後者はこのマンガの登場人物に、大小は違えど共感でき、自意識が曲がった方向に膨らんでいる人たちだ。そして作者も同類の人物ときっと気づくだろう。
 このマンガはもともとは少部数の手作りコピー紙として販売されていたが、表題作が評判を呼んで扶桑社より単行本化された。著者はただの痛い人たちという枠組みから脱出した一人なのだ、そして読者はその事実にきっと嫉妬する。


 
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201309200026
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