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皇居ランによって神格化された歩道
 例えそれが間違っている行為だとしても、多くの人が行っていたらそれは黙認される。そして次第に暗黙のルールという面倒な物がこの世の中にできあがる。
 
 先日半蔵門駅の近くで用事があった。恥ずかしながら24歳にして初めて、東京に半蔵門、桜田門、大手門などの地名の由来が皇居の城門だと知った。用事のあと有楽町のよく行くお店に行くために、天気も良かったので歩いていくことにした。
 
 ただ歩いていくことに決めたのはもう1つ理由がある。私は学生時代陸上競技部の長距離パートに所属していた。どうやら皇居ランというものが流行っているらしいというニュースは、関門海峡を越えて私が住む福岡にも伝わっていた。長距離をやっていた端くれとして一度はこの眼でコースを見んとて皇居周辺を歩いて有楽町に向かった。
 
 皇居1周のコースといえば、一周5kmで信号もなく、距離表示がありランナーにとってはかなりいい環境だ。周りにはオフィスも多く、健康促進によく、利用したくなるのも頷ける。しかしながら、いざ行ってみると私は皇居ランという行為に疑問を持たずにはいられなかった。
 
 まず歩道の幅だが、場所によって大きく状況が異なっている。幅が広い場所では人が5人並んでも充分に余裕があるが、狭いところでは2人が精いっぱいだ。こんなコースを休日には1万人を超えるランナーが大名行列のように道路を埋めつくす。

 それに加えて、一部のランナーたちのマナーも悪いそうだ(ほんの一握りの信じたい、そう信じてる)。中には歩いている人に向かって、邪魔など罵声を浴びせるランナーまでいるからたちが悪い。皇居を主な練習スペースとして使っている社会人ランナーの中には、一周17分を切って走る人たちもいる。小学校3年生男子の全力くらいのスピードで、歩道を駆け抜けていくから危険極まりない。
 
 いまいちど考えてほしいのだが、皇居はただの「歩道」である。それがいつしかランナーたちの聖地のような場所かのように神格化され、地方から皇居ランツアーまで組まれる事態にまでなっている。走るという本来の目的よりも、一種の観光のような要素までがある。この状況が常態化した結果が、歩行者優先ではなく、ランナー優先かのような暗黙のルールを生み出している。
 
 法律的に歩道をただ走っているだけなので、つまみ出すことはできないが、ランナーの端くれとしても、ランナーのみなさんに歩行者優先のマナーだけは守ってほしい。あとできれば家の近所を走って頂きたい。同じ「歩道」を。



皇居ランについてのNaverまとめ記事はこちらから

 
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201306272241
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