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エロと芸術は切り離せないですよね「ユリイカ平成25年7月号」
 この世の中に産み落とされる。育てられる。恋をする。結婚をする。新しい子どもを世の中に解き放つ。育て上げる。その子供が恋をする。その子供が結婚をする。孫を世の中に解き放つ。人間という動物はこのような活動を繰り返し、現在まで存続してきた。
 子孫を残していくためには、当然性行為が必要であり、それ以前に恋をし、結婚をすることが基本的に必然だ(必ずしもそうとは限らないが)。性は人生を歩んでいく上で、切っても切り離せない存在だ。そして性の話には当然エロが欠かせない。
 
 もちろん人間、社会のあらゆる側面を抉り出す、文学の世界にも登場している。そのような文学を「女子とエロ・小説篇」という特集でまとめたものが2013年7月号の月刊誌『ユリイカ』だ。
 『ユリイカ』は青土社から刊行されており、誌・批評を中心に文学、思想などを広く扱う芸術総合誌である。ちなみにユリイカとは‘見つけた’を意味する‘Eureka’から来ている。
 
 今回の「女子とエロ・小説篇」はアダルトビデオのような、男性・女性片方だけの性的興奮のために作られたものを特集したものではない。正面から女子とエロに向き合った文学作品を紹介したものである。
 その特集だが、かなり豪華だ。対談だけでも「川上弘美×高橋源一郎」、「山内マリコ×窪美澄」、「村田紗耶香×雨宮まみ」とどれも密度が高い。また短編競作として、第149回芥川賞を受賞した藤野可織、江本純子、木爾チレン、大崎清夏が掲載されている。
 その他にも数多くのこれらの文学作品に関しての批評や、「女子とエロ・小説篇必読本ガイド20」があり、盛りだくさんだ。
 
 表紙がややエッチなイラストで、購入しづらいという印象を受けるかもしれないが、まだネットでも在庫があるようなので、興味がある殿方と貴婦人はぜひチェックしてほしい。

twitterアカウント:@john615hkt



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いつのまにか服が似合わなくなっていたら…「おしゃれの幸福論」
 オシャレって何だろうか。白いシャツ、チノパン、紺のコンバースを身につけていたら、自動的に73点というデフォルトの点数が自動的に叩き出されるような方程式はない。オシャレの方程式は複数の要素があると私は考える。
 
 一つ目の大きな要素は雰囲気だ。そしてその雰囲気を生み出すものは顔とスタイルだ。手足の長さや、体格によって似合ってくる服装は違ってっくる。手足が長く、背が高い人にはシンプルなパンツに、縦のストライプのシャツが格好良く決まる。また顔が生み出す印象によっても似合う色合いなどが異なってくる。
 二つ目の大きい要素はアイデンティティーだ。これはその人の性格や、生き方などの内面的な部分から出来上がるものだ。もちろんこのアイデンティティーと服装が合うという話は、よく内面をしっている知り合いにしか当てはまらない。そうではない人には雰囲気の要素でしか、似合う、似合わないは測れない。
 
 ただこの二つの要素は年齢を重ねるにつれて変化していく。雰囲気は当然容姿の変化に伴って大きく変化していく。そしてアイデンティティーも多くの人が人生経験を積み重ねるごとに、大きく変化する。ただでさえわからないオシャレの方程式が、さらに解がでないものになる。
 「おしゃれの幸福論」はそんな悩みを解決するヒントになりえるエッセイ集だ。著者は女性誌編集者を経て、イタリア・ミラノを拠点に文筆活動を営む光野桃さんだ。ファッション、からだ、自然を通して女性が本来の自分を取り戻すための人生哲学を描く。
 
 今まで似合っていた服が、いつの間にかよそよそしくなることがある。加齢、先行きへの不安から?その理由は誰にもわからない。ただそんなときに、希望と勇気を授けてくれるのがワードローブだと著者は言う。そのワードローブの扉を開けると、忘れていた願いや可能性が、まだまだその服たちのなかになることを発見できる。そんな方法を著者は「月のワードローブ」と名づけた。
 そんな「月のワードローブ」をつくることをお勧めする理由、作り方、着こなし方の三章で本書は構成される。私は現在24歳だが、仕事が私服からスーツに変わるとき、若者からオジサンになるときに同じ悩みに直面するだろう。そんなときに本書をまた開きたい。

twitterアカウント:@john615hkt

 

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